先週後半くらいから株価が下がって、今週は歴史的な世界同時株安をむかえた。

いろんなアナリストや評論家がさまざまなことを言っているが、別に何も難しくはない。

シンプルな話だと思う。

日経平均株価の株価収益率 (PER) に注目してみよう。

PER とは株価収益率のことで、「株価」を「 1 株当たり当期純利益 (EPS) 」で割ったもの。 1 株利益に対して株価がどれくらいの倍率か知ることが出来ます。日経平均ではこの PER が 14 から 16 が適正水準とされています。特に日経平均 PER 14 倍は下支えラインとして機能しているとされています。

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上のグラフの薄緑色の部分が PER 14 〜 16 倍の範囲である。

赤い線は日経平均株価だ。

見ると PER 14 倍のラインまで下落し、その後は適正水準の真ん中くらいまで反発したことがわかる。

つまり、中国の景気後退による世界経済減速懸念によって、今まで一方的に株高だった流れに歯止めがかかり、適正な水準まで戻ってきただけにすぎない。

異常な株価暴落と騒がれているが、むしろこの水準をずっと上回っていた今までが異常だっただけとも言えなくもない。

過去の例も見てみよう。

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昨年 10 月の下落局面だが、なるほど PER 14 倍のラインを下限として下落している。

さらに過去。

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やはり PER が 14 〜 16 倍の範囲内に落ち着いているうちが適正であるとあらためて言えよう。

今回の株価下落局面で、およそ 200 億円の資産を持つ有名個人投資家 cis さんが約 40 億円の利益を得たという話が Bloomberg の記事になっていた

相場格言に「総悲観は買い」「総楽観は売り」「迷ったら手仕舞い」「休むも相場」といった言葉がある。

このように株価が急落し人々がパニックになっているときこそ、冷静な分析によって判断を下すといったことが大切だ。

コツコツドカンという言葉もあって、ふだん平穏なときにコツコツと利益をあげていても、このような大きな局面でドカンと大損していたら、まったく意味が無いしヘタをしたら相場の世界から退場となってしまう。

逆にこのような重要な局面でしっかりと利益を上げたり、あるいは損失を最小限に抑えることができるなら、投資家を長く続けることができるし、長く続けていればいずれ資産を増やすこともできるだろう。少なくとも自分は今のところそのようにできている。

追記 : 世界的に放送されてる。

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