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はてなブックマークを自動的におこなうために今まで Plagger というツールを利用していた。ちなみに Plagger とは何かというわかりやすい解説はこれ。しかし、諸々の理由で Plagger から他へ移行する必要が出てきたのと、そもそもアレが流行ったのだいぶ前だしそろそろ飽きたということで Plagger ライクな代替品を Ruby で実装してみた。
Automatic Ruby
というわけでこの土日に衝動的に思い立ちサクッと作ってみたのがこの Automatic Ruby というツールである。例によってご丁寧に日本語ドキュメントも書いたので詳細はそちらを見てほしい。このツールは Ruby による汎用自動処理フレームワークであり、平たく言うと「なんでもできるツール」である。プラグインによってさまざまな情報を収集加工し、任意の形で出力することができることを目的としている。いまのところ「自動的にはてなブックマークをするプラグイン」しか無いが、今まで Plagger でやっていたさまざま自動処理を移植するのはもちろん、いろいろと新しいプラグインを Ruby で書いていきたい。
自動的にはてなブックマークをするプラグイン
これは何かというとフィードの内容を解析して自動的にはてなブックマークをおこなうものである。これにより Ruby で調整して自分好みの擬似ニュースサイトを構築することもできるし、収集した情報をまた新しい形で加工利用することもできる。ただ単純にフィードを流すだけでは芸が無いので、統計による重み付けや自然言語処理等の各種技術を駆使して色々アレンジするのが良い。なお、このプラグインを実際に動作させたサンプルはこちらである。
TODO など
そもそも土日に思いつきで作っただけなので非常に粗いというかまだ本当に枠組みしか無い状態である。そこでパッチウェルカムというかどんどん fork していろいろコードを追加したり修正したりしてくれると有難い。とりあえずいまパッと思いつく実装目標としては以下のようなものがある。
・再帰的なプラグインの読み込み
Plugins フォルダにもう一段階サブディレクトリを設けて段階ごとに再帰的読み込みするように。 Subscribe -> Filter -> Publish みたいな流れを作りたい。
・環境設定をプラグインごとに
config の下に YAML ファイル (プレーンテキストでも良いけど) を置いてプラグインごとに動作を定義するように。
というか Plagger 並にコードを充実させようとしたらずいぶんやらなきゃいけないことがありそうだけど、ただあまり肥大化させずにシンプルなままにしておきたいとも思う。もともと Plagger も Bloglines の未読を Gmail に転送して読むといったハックをしているうちに毎回コピペするのが面倒なので作ったといったことを以前 miyagawa さんが言っていたような気がするので、自動はてブを元に色々拡張してやがて汎用化していくというスタンスは妥当なのだろう。