最近サードパーティ Cookie に関するプライバシー問題の話題が流行っているようなので、各ブラウザでのサードパーティ Cookie をオフにする設定方法を紹介。いずれもブラウザインストール直後にすぐ設定しておくことを推奨する。
Firefox
[オプション] - [プライバシー] - [履歴] に「サードパーティの Cookie も保存する」というチェックボックスがあるので外す。
ついでに「トラッキングの拒否を Web サイトに通知する」もオンにしておくと良い。
※これで DNT ヘッダの送信が有効になる。
※ DNT の説明はこちら。 (2012/05/22 追記)
Opera
[設定] - [設定] - [詳細設定] - [Cookie] で「アクセスしているサイトからの Cookie のみ許可する」を選択する。
chromium-browser
[Preferences] - [Under the Hood] - [Content Settings] にある Block third-party cookies from being set のチェックボックスをオンにする。
Iceweasel
Firefox と同じなので省略。
emacs-w3m
テキストブラウザだからと言って油断してはいけない (今回の記事で一番言いたかったのはここ) 。以下のコードで他のブラウザと同様にファーストパーティ Cookie のみ許可した状態となる。
(setq w3m-cookie-accept-bad-cookies nil)
w3m-cookie-accept-bad-cookies で検索すると t に設定せよという内容の書き込みが多くヒットしてこれはいかんと思った。
余談だが emacs-w3m のマニュアルを読んでいたらこんなことが書かれていた。
普段の生活に戻るには
--------------------思い出して下さい。おそらくあなたはウェブを見るために Emacs を始めたので
はありません。エディタの内蔵インタープリタを scheme に置き換えたり、ソ
フトウェアの info ドキュメントを作成したり、ソフトウェアの特許に対する
自分の考えを印刷したり...するためだったのではありませんか? Emacs を使っ
ていた間に、仕事のためにウェブを見る必要に迫られ、しかしたまたま Emacs
から離れずにウェブを見ることができてしまったのです。さぁ、本来の作業に戻る時が来ました。あなたががんばらないと世界は変りま
せん! すぐにまたウェブを閲覧する必要があるかもしれないなら `q'を、しば
らく emacs-w3m に戻ってくるつもりがないなら `Q' を使って下さい。
余計なお世話である。