今年は BW2 が発売されて一部の教え技や夢特性が解禁され去年や一昨年と比較すると環境が少なからず変わった。2012 年も終わりということで今年ガチ対戦環境で活躍したお気に入りのポケモンについて書いてみる。ちなみにシングル見せ合いあり 3 on 3 を想定している。
CDS が一段階上昇する超強力な積み技ちょうのまいを憶えるポケモンの中でも準伝説級の種族値を持つポケモン。抜きエースにするには炎虫と範囲がやや狭いのでめざパで補完することが多い。基本的には CS ベースのこれとかこれみたいな調整で使うことが多いのだが、構築によっては寝るガモスやイトケガモスも活躍した。イトケガモスは独自の型なのでここに書いておく。
努力値 116-0-72-104-4-212
性格 ひかえめ
技 ちょうのまい むしのさざめき だいもんじ めざめるパワー
持ち物 イトケのみ
イトケで耐久振りの水ポケの攻撃を耐えて強引に積み、めざ電で突破しそのまま負荷をかけにいくという型。めざパは構築にもよるがウルガモスを入れて 1,000 勝以上した経験からするとギャラドスで止まらない電気が最もおすすめ。ダメ計は面倒なので省略。ウルガモスはトップメタのラティオスとハッサムに強いし、一度積んだら多少タイプ的に不利でも全抜きを狙えるしで非常に重宝する。
初期からいるポケモンのなかでも現役でありいまだトップクラスの強さを持つ鋼のテクニシャン。タイプ一致とんぼがえりでサイクルをまわすのに多大な貢献をするほか、珠を持たせて剣舞バレパンで全抜きを狙うエースや HD 振りで特殊受けする型、鉢巻でとんぼと終盤の掃除を担う型などが主流である。こちらも独自の型を考案し未公開なのでここに書く。
努力値 236-236-36-0-0-0
性格 いじっぱり
技 バレットパンチ でんこうせっか つるぎのまい とんぼがえり
持ち物 オッカのみ
B は A204 カイリューの鉢巻逆鱗 2 耐え調整。不一致炎やめざパをオッカで耐えてとんぼでサイクルを回し、その後は剣舞バレパンで抜きエースに転じるという型である。ハッサム対策をないがしろにしている相手の構築には見事に刺さる。鉢巻型に近いが現環境に非常に多い不意の炎を耐えるので勝率が安定しやすく予想以上に使いやすかった。
おなじみコイキングの進化系で特性威嚇と高い種族値で格闘などの物理を受けられる上、水としての役割も遂行できる強力なポケモン。電磁波撒き型や竜舞型が主流であるがスカーフやジュエル逆鱗型というのもいる。こいつについてはその愛され具合からか豊富な型がすでに投稿されているので特筆することはない。
BW で登場した準伝説で 108 という素早さからタイプ一致の格闘と岩技を繰り出す範囲の広さが売りな高速物理アタッカー。襷を持たせて剣舞を積む型が多いが珠を持たせて半減相手に繰り出し格闘枠として役割を遂行させる型もある。 AS 極振り以外調整のしようもないので厳選も楽である。
110 という素早さと 130 という特攻から繰り出す流星群が強力な文句なしのトップメタ。ほとんどのポケモンの耐久調整がこいつをベースにしているほど徹底的にメタられているためかえって使いづらいポケモンでもあるが、手持ちに入れておくだけで相手の選出に影響を与えることができる。最近は単なる CS 振りの特殊アタッカー型以外に壁貼りおきみやげで起点を作り後続の珠ハッサムなどのエースをサポートするような運用も見受けられる。これも独自の型を考案しているので紹介。
努力値 4-0-4-248-4-248
性格 おくびょう
技 りゅうせいぐん りゅうのはどう めざめるパワー めいそう
持ち物 いのちのたま
通常のめざ炎ラティとしても使えるが、半減相手に繰り出して瞑想を積み相手の調整を崩して炎竜両睨みであわよくば全抜きを狙うという型。瞑想を搭載するラティは比較的少数で意表をつけばそのまま勝負が決まってしまう。
まとめ
他にもいろいろあるし天候パ要員のニョログドラやカバドリュ、ノオーを混じえた構築も大活躍したのですがあまり手の内を晒してもアレなので省略。天候パはハマれば一気に勝負が付くので手っ取り早く勝利数を稼ぎたいときは重宝する。ちなみにデータについてはこちらのブログに書いたりしていたのだがずっと更新していないので見る価値なしである。第 5 世代はとにかく火力が全体的に高く受けが成立しづらいのと、積みが強力すぎて起点ゲーなんて言われたりしている。そのためマイナーなポケモンを使いづらく構築時点から勝負が始まっているため選出はおろか手持ちにいれるだけでもパーティーの負担になってしまうのでポケモンの使用率が一部に偏ってしまうところがマイナスではあると思う。しかしハピナスやカビゴンが異常に強く自爆ゲーな上に追い打ちバグなどもあった第 4 世代もどうかと思うし、対戦環境としてはなかなか良いバランスになっているのではないだろうか。