Ubuntu に systemd が導入され、いつのまにか DNS リゾルバの設定方法も変わっていた。

詳細はこの辺りが詳しいのでここでは割愛する。

要するに、古典的な GNU/Linux の DNS 設定においては /etc/resolv.conf ファイルに定義していたものがシンボリック・リンクに代わり、実体としてはスタブ・リゾルバを経由して systemd 配下のサービスに連携するようになっているというものだ。ちなみに Debian では相変わらず /etc/resolv.conf が健在であり、なるほどこちらは保守的なディストリビューションという感じである。

今週は Ubuntu を 16.04 から 18.04 にアップグレードしたが、一番つまずいたのはこの DNS リゾルバ関連である。

このようにディストリビューションごとに方式が変わってくると、それらを統括する設定スクリプトも色々と対応しないといけないので、システム管理者としては若干悩ましいところである。流行のツールも色々あるけど、結局のところ一番応用の効くシェルスクリプトで、冪等性を意識しつつゴリゴリ書いていくのが汎用性の高いソリューションな気がしている。

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