サーバーから SMART error が届くようになった。
Device: /dev/sdc [SAT], 1 Offline uncorrectable sectors
Device: /dev/sdc [SAT], 1 Currently unreadable (pending) sectors
このディスクは LVM を構成するハードウェアであり、さらに暗号化ファイルシステムを採用している。
このような時は debugfs コマンドを利用して壊れたセクタがどのファイルで利用されているのかを特定する。
手順としては
1) SMART の LBA_of_first_error を見てセクタ番号を確認。
2) sudo debugfs で起動。
3) open /dev/sdc でデバイスをオープン。
4) icheck セクタ番号 で inode 番号を特定。
5) ncheck inode 番号 でファイルを特定。
といった流れとなる。
表示されたファイルは破損しているので、バックアップからリストアするなどして対応する必要がある。
さて、このような状態になったディスクは、交換しなければならない。
今回はこれを買った。
システムから切り離す方法は Linux カーネルを利用して暗号化ファイルシステムを使う方法の逆である。
具体的には /etc/crypttab と /etc/fstab から該当のディスクをコメントアウトし、システムを再起動する。
あとはディスクを交換し、あらためて新規にシステムにディスクを組み込めば良い。