ひとことで言うと騒ぎすぎであろう。

インフルエンザは、予防のためのワクチン接種が広く普及し、タミフルなどの治療薬もある。にも関わらず毎年 3,000 人以上の日本人が死亡しており、ますます増加傾向にある。

一方、新型コロナウイルスは、感染力はインフルエンザより強いものの 80% 以上は軽症であり致死率は 2% 程度と低い。ただ、どのぐらいの影響が今後生じるのか得体が知れず、予防接種の準備もなく、治療薬も何が効くのか分からない。このような新奇性があり、人間の「認知の歪み」のため、より脅威であると感じてしまうのだろう。

株式市場は人間の心理を反映するため大幅なバーゲンセールとなっている。しかしそれでも日経平均株価は 22,000 円台であり、昨年夏のバーゲンセールより高い水準にあり、せいぜいバーゲンセール終了時あたりの水準に落ち込んだ程度に過ぎない。そう考えるとむしろ、いかに昨年の夏が買い場であったかよくわかるというものである。

もちろん今回の株価下落も、この先を考えれば長期的には当然ながら買い場となる。

多くのメディアで、イベント中止や外国人来訪者減少による経済的効果を心配する意見がみられるが、それらは不確実であるがこそゆえリスクが高まっているのであり、ある程度数値が予測できる頃になると市場はすでに織り込み済みとなり、その頃には今回のバーゲンセールも終了してしまっているだろう。

ちなみに新型コロナウイルスはこのあとめちゃめちゃ流行って日本国内の感染者が数万人以上とかになると思う。だからといってインフルエンザ以上に恐れることは無い。どうせ都内の公共交通機関は人がぎゅうぎゅうなので、今さらイベントを中止したって無駄である。

それはそうと、東京で今年開催予定の大規模スポーツ大会は中止になってほしい。

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