最近、シゴトをしていて自分の上司となる人は女性または年下の男性が良いなと思うようになった。反対に言えば年上の男性は良くないなということだ。まあこれは絶対というわけではなく、できれば望ましい程度のものだが。
理由としては、まず年上ということは自分よりも古い世代だということだ。どうしても考え方が旧来のものであったり、物事の咀嚼が遅かったり、スピード感が足りなかったりする。また古い世代の男性は基本的に疲労している。身体のアチコチが悪いなんてこともざらだ。疲れていると思考能力が落ちてしまうのはよくわかる。自分の年令が上がってくると、上はいよいよ老人ばかりになってくる。ある程度までいくとこのように思うものなのだろう。
一方、自分より若い世代の男性は、エネルギーがまだまだあるしシゴトへの熱量もある。新しい概念への理解も比較的早いことが多い。物事の進め方にスピード感がある。そう考えると、上司も若いほうが良いに決まっている。このあたり、普通なら自分が年令を重ねるほど年下の上司の割合は自然と増えるので、いずれにせよ時間が解決してくれる話である。
また、女性はとにかく優秀な人が多い。共感能力も高いし、傾聴能力が明らかに男性より高い。パーソナルな話も相談しやすいことが多い。シゴトのためにカイシャに来ているので年令や性別などは本来関係ないとはいえ、そこは人間だ。それぞれに人生がある。事情もある。そう考えると共感能力の高い女性が上司であるほうが良いのは当然である。
問題は女性の管理職がいまだに増えないことだ。これは日本全体の問題とも言えるだろう。ウチのカイシャも例外ではない。周りを見ても、優秀なのに昇進はしたくないという女性は多い。これは本当に問題だと思う。
いずれにせよそれ以前に、これも個人の属性の話になってしまうが、守るべき家族を持っている人のほうが良い。それは法律婚に限らず事実婚でも同性婚でもとにかく何でも良いのだが、守るべき家族が有るか無いかは重要なポイントだ。一人で人生を生きているからシゴトに没頭しその結果管理職になりましたというのでは正直言って共感能力には期待できないと思ってしまう。
それはそうと昔からの顔馴染みで管理職になってから急に老け込んだように見える人が多い。関係する人間が一気に増えるのだから苦労も一気に増えるためであろう。ストレスの大部分は人間関係から来るのだから当然のことだ。
いちプレイヤーとして組織の中で動くのは本当に気楽である。その分、組織に対して大きなインパクトを与えるのも難しくなってしまうが。とはいえ不可能ではない。チャンスと高い専門性と周囲の人に恵まれれば十分に可能なことだ。