あけましておめでとうございます。
ネット証券はどんどん手数料が安くなっており無料に近くなってきつつある。そんな中、日本株の個別銘柄を売買するにあたり最もオススメの証券会社はどこかという話をします。
これを書いている 2018 年元旦時点では、ズバリ、岡三オンライン証券で決まりでしょう。
オススメのポイントは 2 つ。
1. 売買手数料が 1 日に 40 万円まで無料
このリンク先にある通り 10 万円まで無料という証券会社なら楽天、松井、 SBI 証券とあるが、現時点では手数料 20 万円まで無料と掲げているのは岡三オンライン証券だけである。
しかも現物と信用 (信用で買って現引すれば良い) の枠を使えば合計 40 万円まで無料。
1 日に 40 万円ずつ買い付けた場合、単純計算しても 1 ヶ月 (20 営業日) で 800 万円まで買い付けることができることになる。これだけ無料で取引できれば普通の個人投資家にとっては十分であろう。
日本取引所は売買単位の統一に向けて取り組んでおり、今年の 10 月までには全銘柄の売買単位を 100 株に統一しようとしている。またこれとは別に、東証では望ましい投資単位の水準を 5 〜 50 万円としている。
一連の取り組みが進めば、上場企業のかなりの割合を手数料実質無料で売買できる時代が来るだろう。
業界の一歩先をリードしているのは岡三オンライン証券をおいて他にない。
2. ブラウザベースの取引ツールが高機能
ブラウザで高機能なツールを使えると Windows 以外に Mac や GNU/Linux など異なるプラットフォームでも同一の環境で売買ができる。岡三オンライン証券のネットトレーダー WEB2 はマルチデバイス対応でどのような OS であろうとも動作するのでかなり便利である。
株価ボードは 100 銘柄を 20 枚、合計 2,000 銘柄まで登録でき、もちろんブラウザで開く全ての環境で共有される。キーボードのみでサクサク銘柄登録できたりなど使い勝手も良い。一覧性も十分である。
長所は以上である。
欠点
一方、短所というか他社のほうが優れている点も挙げておく。
まず PC のブラウザでなく iPad や iPhone などのモバイルデバイスを利用するのであれば、やはり楽天証券の iSPEED のほうが良い。特に iSPEED for iPhone/Android は数ある証券会社のツールの中でも屈指の出来だと思う。
また売買手数料に関して GMO クリック証券については GMO フィナンシャルホールディングスの現物株式を保有していれば手数料をキャッシュバックしてくれる株主優待がある。年間の売買手数料がこの枠で足りるのなら実質無料なので GMO なら値がさ株でもタダで買えるというメリットがある。
今のところ、他の証券会社のほうが優れている点としたらこのくらいで、あとは上述の通りである。
さいごに
日本国内の個別株を売買するなら今回紹介したように現時点では岡三オンライン証券ほぼ一択だが、投資家にとっては資産の配分 (アセット・アロケーション) こそがもっとも重要である。前回も書いたように、基本的には現金とバランスファンドの組み合わせで運用すること。日本株なんて、せいぜい株主優待や配当金を目当てに資産の一部を振り分ける程度でよろしい。