年一回おこなうする評定は重要なイベントである。
ただ一年の方針を定めるだけでなく、目標を達成することで三國志Ⅴの最重要パラメータのひとつである名声を上げることができる。失敗すると逆に名声は低下してしまう。難易度の高さに応じて名声の上昇幅も異なってくるが、成功と失敗の落差はかなり大きいので、たとえ難易度が低くても容易に達成可能な目標を設定するのが定石となる。
難易度が低い、と見せかけて意外とハマりやすい目標がある。
<人材登用>
たとえば劉表の配下の甘寧を引き抜くのを目標に設定したとしよう。甘寧は呉の将であり劉表とは相性が良くないため当然ながら忠誠度も低く楽勝だと思って目標に設定する。ところが直後に孫権に引き抜かれてしまうと大変である。これだけでは即失敗とはならず孫権から甘寧を引き抜くことで成功となるものの、ほとんど達成不可能な目標となってしまう。なおこの人材登用の場合、戦場で捕縛して配下にしても達成したことにはならない。
<同盟>
弱小君主と同盟を結ぶのを目標にしたとする。敵対心が低いためこれも楽勝だと思って目標に設定する。確かに同盟を結ぶこと自体は容易に達成可能なのだが、その後この弱小君主が他勢力に攻め込まれ滅ぼされてしまうと目標は失敗扱いとなってしまうのだ。同盟の場合、一年の終わりまで同盟が維持されていることが条件となるため、途中で勢力が滅亡してしまうと達成できなかったことになるらしい。
<計略>
基本的にどれも難しい。不慮の事態で失敗に終わることがある。
要するに、自分のコントロールが及ばない要素が絡む目標を立てる際には注意が必要なのだ。
では反対に、ほぼ完全にコントロールできる目標とはなんだろうか。
<内政>
内政は将を集めて集中的に開発をすることで達成可能である。これは対象の都市が敵に落とされない限り、自分でコントロール可能である。
<人材捜索・修行>
人材捜索は領内に在野武将が居ることが確実なときにしか設定されない。したがって捜索は最優先に設定するべき目標となる。また修行も出すだけなので簡単であるが、名声の上昇幅が小さい、主要な将を手放すとなると戦略の見直しが必要になることがあるなど、デメリットも無視できないため選びたくないことがある。
<侵攻>
指定の都市を陥落させる、領地を一定数以上増やすなど、軍事系の目標。これはなるべく採用したい。なぜなら、最終的にはすべての都市を制圧して統一するのが目標なのだから、どのみち侵攻することになるのだし、自分の努力でなんとでもなるからである。選びたくないケースがあるとすれば、戦略上の理由で後回しにしたい相手・都市などが目標であったときくらいのものである。
とまあ、基本的には内政か軍事、ものによっては人事を選ぶと、そういうことになる。