三國志Ⅴでは将が習得していない陣形は使用することができない。ところがアイテムを使うと未習得の陣形を使うことができる。具体的にはアイテムの「孫臏兵法」(八卦の陣)や「皆伝の書」(全陣形)などが相当する。さて、これらのアイテムを持っていなくても、未習得の陣形を使用することのできる裏技が存在する。今回はこれについて記述する。

手順は次の通りである。
1) 皆伝の書などを利用して、出陣前の軍議画面で未習得の陣形を選択する。
2) アイテムを手放す。

なお上の手順において実際に戦をする必要は無く陣形選択後にキャンセルすれば良い。アイテムは君主の場合なら配下に与え、配下の場合は没収することで手放すことができる。これにより本来ならその陣形は使えなくなるはずであるが、再び出陣しようとすると、デフォルトの陣形が変更されておらず、未習得の陣形が選択されたままになっている。このまま出陣すればその陣形で戦うことができる。

三國志Ⅴでは内部的に将ごとに出陣する際のデフォルトの陣形が設定されている。アイテム没収により陣形を忘れるということが考慮されていないため、たとえアイテムを手放しても一度設定した陣形を変更をしない限り陣形の設定はそのままになっているのだ。

例を挙げて説明しよう。まず曹操が皆伝の書を持ったまま「方円の陣」を選択する。

その後、アイテムは配下に与えて手放してしまう。この状態では本来なら未習得の「方円の陣」を選択できないはずであるが、そのまま出陣できてしまうのだ。

他の陣形に変更しない限り、その後の戦でもずっとそのまま未習得の陣形を使い続けることができる。ただし一度でも他の陣形に変更すると、当然ながら未習得の陣形を再選択することはできない。

やろうと思えば授与・陣形選択・没収を繰り返して、全員「桜船の陣」とか全員「長蛇の陣」などで戦うことも理論上は可能である。ただ君主ならともかく配下の将の場合アイテムの没収をしなければならないため実際にはかなりの手間であり現実的ではない。とはいえ孫呉の大河巴蜀の山奥を攻めるにあたりどうしてもその地形に適していない将で攻略したいときに役立つかもしれない。

(2022/1/9 追記)
君主ではなく配下の将でこの方法をおこなう場合には注意事項があり、義理が高くない人物の場合、アイテム没収した将を修行に出す必要がある。
詳しくは遺恨フラグを立てずに安全にアイテムを没収する方法の注意点の記事にて解説する。

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