前回前々回に続いて三國志Ⅴの戦場マップの話。

東呉、荊州の地には前回書いたように関を擁する都市は無い。そのかわり、巨大な河川や湖を抱える地というものがあり、これらを攻めるときには水軍がほぼ必須となる。なぜなら平地・山岳の陣形では渡河するだけでも一苦労であり、渡河している間に呉の水軍や水計などで徹底的に被害を受けてしまうからである。もっとも、地形によってはうまく水辺を回避して攻めることの可能な都市もある。水軍がどうしても必須と考える都市は 6 ヶ所に限られる。

<建業>
呉の首都であり、隣接する寿春、下邳、廬江のいずれから攻めるにしても広大な江水を渡河する必要がある。関の代わりに水域が砦の役割を果たすいわば水の要塞である。逆に言えば水軍を擁するならば有利に戦うことができる。距離的には前述の三都市の中では下邳が攻めやすく、いったん渡河さえしてしまえば陸軍で攻め落とすことも可能である。

<廬江>
注目すべきはマップほぼ全域に散在する湿地帯である。沼沢において、ぬかるみにハマらず戦うことができるのは楼船などの水軍のみである。渡河さえすればなんとかなる他の都市と違い、ここまで湿地が多いと、水の陣形無しに戦うことは非常に困難となる。ある意味、水軍がもっとも必要とされる地形であると言えよう。

<予章>
赤壁の戦いを想定した地形と思われる。ここは江夏、江陵からの侵攻だと江水中流の彭蠡沢に行く手を阻まれる。建業と同様、水軍を擁しているならばかえって有利に戦えるが、このうち進軍距離がより短くてすむのは江夏からの侵攻である。廬江からの侵攻の場合、まず陸に布陣するため、初期状態で水軍ではなく平地・山岳陣形を選択することに注意が必要となる。またどうしても陸路から攻めるなら長沙からの侵攻を選択することになるが、特に最南端の南昌県を攻める際に水軍無しでは不利な戦いを強いられる。

<長沙>
湘水資水の 2 つの河川が印象的な都市。江陵、武陵、零陵からの西からの侵攻においては、まず資水を渡河する必要がある。江夏、予章からの東からの侵攻においては湘水を渡河する必要がある。いずれにしてもどのように敵の攻撃を回避して渡河するかがポイントとなる。やはり水軍で攻めるのが有効であろう。

<江夏>
襄陽、江陵、長沙といった西からの侵攻に対しては、あたかも建業と同様、広大な江水すなわち長江を渡る必要があり、水の砦に阻まれる形となる。南の予章からの侵攻においては陸路を経由して武漢を攻めることになるが、対岸の上昶城に対しては長江を渡河して侵攻することになるためやはり水軍が必要である。

<鄱陽>
中国大陸最大の湖である鄱陽湖が地形の約 80% を占めるマップであり、廬江、予章のいずれから攻めても広大な水域を進軍することになる。どうしても陸軍で攻めたければ、予章から画面西端を速攻で渡る形になるだろうが、どうしても日数がかかるのは避けられない。ただなんとか湖さえ渡ってしまえば、その後は平地型の陣形で侵攻可能である。

その他の都市にも広大な水域があるが、ルートをよく吟味すれば陸軍で陥落することが可能であるため、上記の 6 都市についてよく注意を払えば江東の地を平定することが可能であろう。なお、番外編として江東ではないが雲南の地も水軍が必須である。平地、湿地、水域が混在するため、陸と水両方に長けた将を選抜して侵攻することが肝要である。

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