三國志Ⅴにおける戦では背後を取られないようにすることが重要である。

側面および背面からの攻撃については以下の補正がかかる。
側面 : 与ダメ 1.33 被ダメ 0.67 倍
背面 : 与ダメ 1.5 被ダメ 0.5 倍
(なお、陣形のうち衡軛の陣は側面、方円の陣は側面及び背面の補正が無効となる。)

また包囲効果というものがあり、敵を包囲することで以下の補正がかかる。
2 部隊 : 与ダメ 1.4 倍
3 部隊 : 与ダメ 1.7 倍
4 部隊 : 与ダメ 2.0 倍
(なお、特殊能力の無双を所持する将はこの補正が無効となる。)

包囲されるということは、少なくとも前面以外に背面または側面の位置を敵に取られているということになる。
このため、位置取りが非常に重要となるのだ。特に攻守ともにダメージの補正が 1.5 倍となる背後は極力取られないことが損兵率の低下につながる。

では背後を取られないためにはどのようにしたら良いか。

1) 互いの背後をカバーする(←→または↑↓)

最も手軽な布陣。 2 部隊で互いの背後をカバーするように布陣するのである。
この場合、側面からの攻撃は防ぐことができないが、少なくとも背後からの攻撃は防ぐことができる。

2) 卍型の陣(↓→↑←または↓←↑→)

4 部隊で各部隊が外側を向くように布陣する。これは理論上前方および側面ひとつの計 2 箇所からしか攻撃を受けない。
敵の部隊数が多く散開している場合、全方位にある程度対応できるため、比較的スキの無い布陣となる。

3) 地形を利用する

進入不可の地形を利用し、方円の陣など守備力の高い部隊で壁を作る。
これは地形に依存するとはいえ最も効果的であり、前方以外からの攻撃を受け付けない。
また後方から軍師など知力の高い将による計略や、弓兵での間接攻撃などをすることで、戦局を非常に有利に展開することができる。

以前にも書いたが、このように壁役を前に置き、後ろからちょっかいを出すというのはこの手のゲームの鉄板だ。三國志Ⅴにも ZOC の概念があり、敵部隊の隣をすり抜ける特殊能力なども存在しないため、壁役が一枚あるだけで有利に戦うことができる。壁役を前に出した上での間接攻撃や計略が非常に強いということがあらためて再認識できる。

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