今年も九月を含めても残りあと四ヶ月。

ということで、そろそろ今年のポートフォリオをリバランスし始めた。リバランスというのは一般的に資産配分を再調整することだが、自分の場合は主に税金対策で調整している。どういうことかというと、年間の配当収入と譲渡損益は通算できるので、配当の利益の範囲内であまり成績の良くない株式を処分し、評価益が高い株式はそのまま保持することで、結果的に簿価を下げて評価益の部分を伸ばし来年の確定申告で還付金を貰おうというものだ。ついでにポートフォリオを調整できるので、より好業績が期待できる業種に資産を移動するといったことができる。

まずは今月から少し調整をかけて日本株式のポートフォリオはこのような配分となった。前回から比べると鉄鋼業の割合などが増加しているが、大まかな配分はそこまで変えていない。

日本株式といっても、基本的にグローバルでビジネスを展開するような企業に投資をすることで、結果的に世界全体に投資をしているような状態を維持するというのがひとつのコンセプトとなっている。

配当の源泉としては、二大銀行五大商社、保険、建設、海運あたりが主力である。ちなみになぜ三大メガバンクではないのかというとシステムが不安定な某銀行は完璧にスルーし過去に一度も投資したことが無いからである。

東京株式市場の様子はというと、先月書いた通り依然としてお船祭りは継続中である。

海運三社のここ一年の株価を見てみよう。

継続保有中である。

バルチック海運指数は直近で高値を更新している。

当面、売る理由は無いといったところだろう。

また鉄鋼も最近は調子が良い。

鉄鋼に 4% ほど資産をシフトしたのも正解だったようだ。下期の配当が未定だったりするので、このあたりに期待したい。

下のグラフは TOPIX のここ一ヶ月の様子。日経平均株価は 30,000 円台を回復し TOPIX も 31 年ぶりの高値を付けた

リバランスにより評価益を伸ばすことができた。

このため配当利回りは、簿価に対しての利回りに対し評価に対しての利回りが乖離するようになってきた。評価益を伸ばすように調整したので当然の結果だろう。

昨年はコロナショックなど経験して日経平均株価も 16,000 円台まであり忍耐の期間がしばらく続いたが、それでも年間リターンではしっかりとプラスの数字をキープすることができた。

今年はこのまま行けば平穏無事に年を越せそうで何よりだ。

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