先日クロスバイクを買った。東京都内は自転車さえあれば大抵のところはどこにでも行ける。身体運動を追跡するためソーシャルネットワークである Strava で確認したところ、自転車で通勤などしているわけでもないのに多いときは週に 130 キロメートル以上走っていた。自転車は有酸素運動なのでワークアウトとしても優秀だし、これだけ乗るようになるともっとライドを強化したくなるのが人の性である。そこでジムに入会した。ガンダムのジムではない。トレーニングのほうである。ロードバイク専門ジムなんてのもあるが、今回入会したのは 24 時間営業でいつでもトレーニングできるエニタイムフィットネスである。エニタイムに決めたのは比較的通いやすい場所に多く店舗があるのと、時間を問わずいつでも好きなだけ都合の良い時間にトレーニングを行うことができることが理由である。あと月 7,000 円程度とジムにしては比較的安い。
実際のところ筋力を求めてジムに入るロードバイク乗りはそれなりに多い。エニタイムには店舗によるが Wattbike を置いてあるところもある。実際 Wattbbike 目当てに入会する人もいる。またインドアトレーニングには ZWIFT が良さそうだ。これは世界中の参加者が仮想世界の中でトレーニングしたり、競争したりすることができる。エニタイムには ZWIFT と連携できる Wattbike を置いてある店舗もあるし、地方だと限られているが 23 区内だと結構多くて半数程度の区にある。エニタイムにある Wattbike と ZWIFT の接続も簡単である。もっとも ZWIFT を本格的に使いこなすためには月 1,650 円のメンバーシップが必要だ。とはいえジムの代金 7,000 円と ZWIFT の費用をあわせても月 1 万円以内とコスパが抜群に良い。
さて、次に運動強度を考えてみる。自分の場合、巡航速度すなわち基本とする走行速度は時速 30km 程度のようだ。すなわち巡航速度 30km を維持したまま 1 時間走ると 30 x 1 = 30 というわけで単純に 30 キロメートルの距離を走ることができる。山手線 1 周の距離が 34.5 キロメートルなので、毎日 1 時間強ほど走れば山手線を毎日ぐるりと 1 周走っているのに等しい。これくらいがちょうどいい運動強度だろう。もちろん実際の道路には信号もあるし傾斜や空気抵抗もあるので 1 時間で山手線を 1 周しようと思ったらそれらを含めた平均時速 30km 以上が必要になってしまう。そもそも山手線が 1 周するのに 59 分かかるのだからほぼ電車並みのスピードで公道を走っているわけで頭のおかしい速度だと思う。交通事故が怖いスピードだ。インドアトレーニングであれば交通事故の可能性も無いし天気に関係なく一定のリズムを保って日々トレーニングできるので良い選択肢ができたと言えよう。
しばらくトレーニングしてみて、慣れてきたらライドに関連する筋肉もあわせて鍛えていこうと思う。