日常的に愛用しているクロスバイク GIANT ESCAPE R3 をいつものように東京店で洗車した際、タイヤのヒビ割れや小石が刺さっているのを指摘された。走行距離なども考慮すると、確かにそろそろタイヤ交換時期かと検討するきっかけとなった。タイヤが劣化していると、安全に直接関わる部分であるため、早めの対応が必要だと感じ、信頼しているセオサイクルに行って交換をお願いすることにした。セオサイクルの店舗は都心にはなく、むしろ郊外に位置しているが、その中でも最寄りの店舗へ向かった。競合店ならもっと近くに多数存在するが、アフターサービスや職人の腕も考慮するとやはりセオサイクル一択である。
最寄りのセオサイクルに到着し、状況を説明すると、スタッフは早速タイヤの状態を確認した。残念ながら GIANT 純正のタイヤは在庫がないとのことだったが、代わりに IRC METRO WO 700 × 32C を提案された。このタイヤは、名前の由来がメトロポリス、つまり都市を意味しており、都市部での使用に特化して設計されたモデルだ。 700C サイズで、アスファルトや石畳、タイルなど、様々な路面での使用に適しているという。タイヤ交換の際はチューブもあわせて交換するのが一般的であり、両方を交換することにした。それ以外の V ブレーキシュー、チェーンといった消耗パーツは点検したところ問題がなかった。
ミニベロはストップ・アンド・ゴーや登坂能力といった点ではやや優位性があるが、多少の悪路も厭わない耐久性や長距離を走破することのできる走行性能を考えると、街乗りにおいて万能なのはやはりクロスバイクであると言える。
タイヤ交換後、あらためて東京の街並みを走ってみると、新しいタイヤのグリップ力や乗り心地の良さを実感できた。街の中をスムーズに走り抜ける感覚は、まるで新車に乗り換えたかのようだ。この経験から、前回に引き続き、自転車のメンテナンスの重要性と、専門店のアドバイスの価値がいかに大きいかを改めて認識した。自転車を長く快適で安全に利用するためには、信頼できる店での定期的な検査と適切な部品交換が必要である。