子供を車内に放置して死亡させる事件というのは調べてみると毎年のように起こっているようだ。

インターネットには人間がたくさんおり、いろいろな意見がある。曰く
・ありえない
・ありえる
・防止する仕組みが必要

海外でもたくさんの事例があり、統計情報や防止策をまとめた kidsandcars.org というサイトもある。

ま、ヒューマン・エラーとその防止策については上のサイトにある通りとして、根本的な問題を考えるべきだ。

それは次の二点。
・クルマは危ない
・余裕の無い生活はダメ

まず自動車、すなわちクルマというのは、人命に重大な結果をもたらすことのある、破壊力がとても大きな装置である。

ボケて運転すれば人が死ぬし、ミスをすれば人が死ぬし、ミスしなくても他人が悪くて自分が死ぬ。子供を放置しても死ぬ。
それなのに、どいつもこいつも当たり前のようにクルマに乗っているというのは、異常である。

確かに便利かもしれないが、そもそもクルマというのが本当に必要なものなのか、考えたほうが良いだろう。

次に、余裕の無い生活というのはそもそもダメである。
今月起きたつくば市の事例では、母親は仕事で朝から外出し、父親は二人の子供を小学校と保育所にクルマで送ってそのあとテレワークだと言う。

つい最近まで、まるで共働きを賛美するかのように女性活躍だのなんだの言っていた。
見方を変えれば、これは両親が両方とも働かないと生計を立てられない、余裕の無い生活をしているジリ貧状態ということである。

貧乏暇無しと言うが、余裕が無いからこそ、人命に関わるような重大事故が発生してしまうのである。
余裕を持って生活設計をしていれば、事故のリスクは大幅に減らすことができる。

今回のコロナ騒動で人々は生き方や考え方を見つめ直すきっかけになったことだろう。
余裕の無いギリギリの生活をして、いざ緊急事態が発生したらどうするのか、よく考えてみることが大切だ。

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