三國志Ⅴの特殊能力である藤甲は、弓を無効化するだけでなく、防御力も大幅に上昇、さらに水上での機動力も少し上昇するなど非常に強力なスキルである。その反面、火に弱くなるという致命的な弱点があり、運用に際しては注意が必要である。特に火計などで直接火を付けられると少なくとも二千、火に弱い陣形である密集だと五千以上の兵を減らされる。さて、この場合の兵士の死亡率についてはバグを疑うような挙動がある。

Wiki の記述では「藤甲持ちが火によって損害がでた場合、兵士の死亡率は二倍となる」とある。しかし検証してみると、藤甲持ちが火によって損害を受けた場合、兵士が誰も死亡せず 100% が負傷兵となるのだ。すなわち火で損害が出たとしても、隣接している治療持ちがすぐに治療すればノーダメージと同じ扱いとなる。

試しに適当に新武将を作成して検証してみよう。兵士数二万の部隊で、わざと火計を喰らってみる。

確かに 100% 負傷兵となっている。この検証では陣形はもともと死亡率の低い鈎行であるが、密集など別の陣形でも同様である。

この部隊を治療すれば兵士数二万に復帰する。もちろん戦闘勝利時にも負傷兵は回復するので、とにかく勝利さえしてしまえば火による損害など気にしなくて良いということになる。

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