今回は魏の張遼について。以前の記事では紹介しなかったが、張遼も優秀な将である。武廟六十四将では魏の将では太尉鄧艾と征東将軍張遼のみがランクインしている。ちなみに西晋も含めると、羊祜、杜預、王濬も含まれている。
張遼の優れた点としては、平地・山岳・水上のすべての陣を既定で網羅しており、速攻スキルも持つため、あらゆる地形で活躍できるところであろう。また他の徐晃などの魏将と同様に火矢・遠矢を持つためアーチャーとしても資質がある。地味に沈着スキルもあるため計略に対する耐性もある。無双スキルが無いため、関羽や趙雲などに比べると意外と脆いので包囲されないよう護衛を付けるなど味方の援護が必要となる。
以前書いたとおり、軍師に育てるためには最低でも政治を 1 ポイント上昇させる必要があるため、かなり難しい。どちらかというと、アイテム「兵法二十四編」を与えることで陣立スキルを付与するほうが手っ取り早いであろう。この場合、錐行・速攻で一気に距離を詰め、敵に近づいたら偃月の陣で大ダメージを与えるという動きができるようになる。他にアイテム「李広の弓」を与えると、騎射・応射もできるようになるので、火矢・遠矢を活かすことができるためオススメである。
陣形としては、雁行、方円、鈎行、鶴翼、八卦のような弓攻撃に優れた陣形を憶えると移動してからの騎射でダメージを与えつつ、近接攻撃が得意な陣形に変更して一気に叩くという関羽のような動きができるようになる。また、もともと偃月の陣が使えるとは言え、密集、魚鱗のような平地の近接戦で強力な陣形を憶えるとさらに強化される。張遼の場合、近接でも遠隔でも役割を果たせるため、憶えても使えずに腐る陣形がひとつも無く、そのためポテンシャルの高い将であると言えよう。
まとめると、張遼は器用貧乏ながらポテンシャルが高く育て甲斐のある将であると言える。成長タイプも 5 と経験 24,000 ですべての特殊能力を開放する早熟な将であり初期勇名・経験も高いため、曹操軍の主力としてゲーム序盤から終盤まで活躍が見込まれるであろう。