この一年あまりの株式市況を振り返るとお船祭りの一言に尽きると思う。
まずはこれを見てほしい。海運業における一年の株価の推移である。
こんなにも株価が上昇しているのは ONE (OCEAN NETWORK EXPRESS) が爆益でもうかりまくっているからだ。バルチック海運指数を見ると良い。すでに 6 月の時点で 11 年ぶりの高値を付けている。
上記の商船三井や日本郵船といった銘柄はただでさえ右肩上がりであったが、直近の決算発表で驚異の配当利回り 10% 超えを発表し株価が急騰している。
とにかくこの一年は、お船を買って寝ておけば良かったということになる。
自分の場合、明確な投資方針を定め、集中投資についても以下のルールで資産運用している。
・ひとつの業種に投資するのは 10% 前後を上限とする
・決算を予想せず数字を見てから判断する
それでも決算発表直後は機関投資家の買いがすぐには動かないため十分に先回りできるタイミングはあった。
ちなみに日本株式のポートフォリオは業種別に見ると高配当・バリュー銘柄を中心にこのような感じになっている。
どうやら投資方針を厳守した上で出せる最大限の利益は享受できたようだ。
配当収入が最低でも 3 桁万円台に乗るようになると生活する上でもそれなりのインパクトが出るようになる。 4 桁万円台になると労働者階級からの脱却も視野に入ってくる。やはり資産は期待リターンを考慮すると株式で保有するのが一番良い。不動産などと違って流動性が高く必要になったら必要なぶんだけすぐに現金化できるのも魅力だ。