以前、遺恨フラグを立てずに安全にアイテムを没収する方法について書いたが、その後の検証でこの方法を取ると確かにアイテム没収した将が即座に遺恨を抱いて下野するというシチュエーションは避けられるものの、注意事項があることがわかった。

それは何かと言うと、太守の場合、即座に下野することはないものの、代わりに義理が非常に低い将である場合は太守の謀反フラグが立つことがあるのだ。すなわち、駆虎呑狼の計を喰らったのと同じ判定になるということだ。謀反フラグが立った太守はそのまま季節の変わり目を迎えると独立勢力となる。また太守が交替となり配下の将となっていた場合は謀反を試みるが、大抵の場合失敗して遺恨フラグを立てたまま逃走することになる。

太守の謀反フラグについては、見事謀反が成功して自勢力の太守が独立勢力になってしまったのであれば、すぐさまそれを攻めて滅ぼせば良いのだからさほど問題ではない。困るのは後者のケースで、謀反が失敗して将が逃亡してしまうケースである。この場合、遺恨フラグの立った将が在野になってしまい、遺恨を持つ将を残したらクリアできないという縛りにおいては問題となる。特に自勢力が大国化し領土が広大である場合、遺恨を持つ者が延々と自領土内を放浪し続けることになってしまうため、クリア不可能な状況となってしまうのだ。

例を挙げて説明しよう。婁圭は義理が 4 と極端に低く野望は 12 と高い。いわゆる謀反を起こしやすい将である。幻術スキルを持つ貴重な人材であるため、以前に書いたように太守にした上で皆伝の書を与えて陣形変更し、即座に太守から交替する。その後褒美により忠誠度を 100 まで戻す。ところが太守としてアイテム没収したことにより内部的には謀反フラグが立っている。

このまま季節の変わり目を迎えると謀反が発生してしまう。

謀反が発生し失敗して逃亡した場合、その都市にいる将兵は内紛鎮圧のため 1 割程度の損兵が発生してしまう。おまけに謀反を起こした婁圭は遺恨フラグを立てて在野に下ってしまうのだ。

このような事態を防ぐため、配下の将の場合は次のような手順を取ることになる。
1) 太守に任命した上で安全にアイテムを没収する。
2) 忠誠度を 100 まで戻して、修行に出す。

修行に出すことで謀反フラグは強制リセットされるからである。

もしくは次の手順を踏む。
1) 太守に任命した上で安全にアイテムを没収する。
2) 敵と隣接していない、価値の低い地方都市に移動させる。
3) その都市で再び太守に任命する。

これにより、たとえ謀反フラグが立っていたとしても、独立して新勢力になるだけで済む。万が一独立されても、即座に大軍を送り込んで攻め滅ぼせばいいのだし、勇名・経験稼ぎにもなるというわけである。ただこの場合、攻め滅ぼした後に降伏しない場合、君主を処刑するしかなくなってしまう。そこで殺したくない人材の場合、修行に出したほうが安全確実である。

使えないはずの陣形を使用する裏技を配下の人物に対しておこなう場合でも、義理が低い場合はこのように忠誠度を 100 まで戻して修行に出す必要がある。

単純なアイテム没収の場合、たとえ義理が最大値の 15 であっても下野してしまうことがあるため、それに比べれば比較的安全にアイテムを没収できるというわけである。少なくとも義理が 13 以上の将は謀反を起こすことはない。とはいえ極端に義理が低い将からアイテムを没収する場合はこのような注意が必要となることを忘れてはならない。

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