先月 30 日の朝起きてみると iPhone 14 Pro の電源が入っておらず起動もできない。見事に文鎮と化した。なかなかの災難である。寝る直前まで普通に利用できていたのに、充電ケーブルを刺してそのまま朝起きてみるといきなり反応もせず電源も入らずウンともスンとも言わないという状態である。スマートフォン無しというのはさすがに厳しいというわけで、さっそく Genius Bar で修理を予約することにした。予約状況を見ると Apple 銀座なら最短で当日の昼に修理できそうなので予約した。購入してから 2 ヶ月しか経過していなので当然ながら 1 年間の製品保証の範囲内であり、結果としては無償で修理してもらうことができた。
上記のリアシステム交換というのは、カメラとフロントパネルの部分を除いた、基盤を含む残り全体部分の交換である。ストレージも含むため最新のバックアップ以降の分はデータも喪失することになった。なお見積書にある通り製品保証の期間外であった場合 9 万円の実費が発生していたことになる。むしろ早めに潜在的な部品の不具合が発覚してまるっと全交換できたのは幸運だったかもしれない。そういえば以前も Genius Bar で予約して iPhone を交換したことがあったなと思い過去の記事を調べたら 8 年半も前のことだった。これだけ長く iPhone を愛用していてこの故障頻度なら十分な品質だろう。
iPhone 14 Pro が使えないのでイザというときのために持っていた iPhone 11 に SIM を挿し換え Apple Watch Series 3 をペアリングさせ、この臨時体制で銀座へ向かった。今回は例によって自宅からチャリで銀座まで行ったのだが、中央区銀座は駐車場はそこら中にあるにも関わらず駐輪場が少ないのである。銀座を通過するだけなら地面が平らで道も広くて走りやすく交通の要衝として快適なのだがいざ駐輪しようとすると結構困るというなかなか残念な場所である。銀座に用事があるからといってさてチャリで行くぞという人間はそれだけ少ないということだろうか。
もちろん東京には Apple Store がたくさんあるので他店でも良かったのだが最速で修理の予約ができたのが銀座店だったので仕方がない。 Apple 銀座は改装のため現在は仮店舗で営業中であったため、貴重なこの期間限定の店舗を訪れることができたのは良かったかもしれない。修理も店内で実施して即日受け渡しということだったので時間をつぶすついでに勝鬨橋を渡ってタワマンを視察したり今月全線開通予定の環二通りを走ったりして、その後現物を無事に受領して帰った。新しい iPhone 14 Pro は iMac のバックアップからリストアしていまのところ何ら問題なく稼働している。