子が誕生して 4 年になった。
幼稚園に入園して以来、様々なイベントで 4K 映像を撮ることが多くなった。撮影にはパナソニックの 4K AIR が大活躍している。データの保存先を SD カードに設定しておくことで、撮影し終わったデータの取り出しも MacBook Pro の SD カードスロットにカードを差し込むだけで追加のソフトウェアも必要なく簡単にできる。
ただ 4K 動画ともなるとファイルサイズも大きいので、このままではどんどんデータが増えてサーバーのストレージ容量を圧迫していく。そこで定期的に Blu-ray で保存していくことにした。まずメディアとしては 3 層の BD-R XL である M-DISC を保存先にする。この M-DISC というのは色素層の化学変化を用いる光ディスクとは異なり、色素層や反射層を持たず、高硬度チタンのような無機系の材料を使用しているため長寿命で耐久性に優れており大切な記録を長く残す用途に向いている。また Blu-ray ドライブも 1 万円を切る安価なものを選択したにも関わらず、最近の iMac であれば特別なソフトウェア無しに使うことができた。もちろん BD-R XL への書き込みや M-DISC への対応もバッチリである。
まず通常の運用としてはストレージ上の他のデータと同様、定期的に実施するフルバックアップ・差分バックアップの対象とし、また世代管理をする。これらのバックアップの対象としているとデータの増大による影響が大きくなるので、データ量が 100GB に達しそうになったなら Blu-ray に焼いてサーバー上からは除去するのである。ディスクは最低 3 枚焼いて 1 枚を正、もう 1 枚を副、もう 1 枚を遠隔地に隔離すれば良いだろう。
このようにすれば子の動画を高解像度で撮りまくってもサーバーのストレージを消費するのは最大 100GB すなわち 0.1TB までとなりこれらは通常のバックアップ運用の対象、このサイズを超えたデータは Blu-ray メディアにてアーカイブするのだからいくらでも撮影することができて便利である。いくら 4K 動画データといえども 100GB も容量があればかなり入るし、メディアの枚数が増えるだけで無限に撮影し続けることができるわけなのだから、これからも無限に撮影し続けたい。