そういえば iOS デバイスで昔なつかしのソフトって動くのかなと調べたら Apple 非公式だけど Provenance というエミュレータがスグレモノだった。非公式なのでリンク先のサイトからアプリケーションを直接インストールし、セキュリティを確認した上でアプリケーションの起動を許可する必要がある。

Provenance はファミコン、スーパーファミコンの他、ゲームボーイ、メガドライブ、ゲームギア等のソフトが動作するマルチエミュレータである。なおリンク先の iEmulators では iOS のエミュレータを精力的に開発していて、他にもニンテンドー DS のエミュレータなどが公開されている。

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上は iPad 上で起動したスーパーファミコンの三國志Ⅱの画面である。このシリーズは初期の頃のほうがシンプルで楽しかった。このように懐かしのゲームを起動して暇つぶしができるし、昔のソフト資産を現代でも有効活用できてお得である。 ROM データは別途用意する必要があるが、プライベートストレージやサーバーなどを経由して Provenance で開けばそのまま遊ぶことができる。良い時代になったものだ。

タブレットの上にコントローラーが実装されているので、このままアクションやシューティングをプレイするのはさすがに厳しい。とはいえシミュレーションなど熟考型のゲームなら十分に遊ぶことができる。思わずタブレット上のアイコンを直接タップしてしまいがちなのはご愛嬌。状態のセーブやロードも可能である。

ちなみに Mac でも OpenEmu というマルチエミュレータが存在する。こちらも非常に出来の良いエミュレータで、ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイやニンテンドー DS などのソフトを動かすことができる。 ROM データのインポートもドラッグアンドドロップするだけなので実に簡単。

OpenEmu ではロジクール (Logitech) のコントローラーも利用することができるので、アクションやシューティングなども問題なく楽しめる。持ち運びさえ考慮しなければ、わざわざタブレットなどでプレイしなくても Mac でより良い環境でプレイできる。

ちなみにだいぶ前に Mac 上の VM で PC-98 エミュレータを起動する話を書いたけど、そもそも VM 上で Windows など他の OS を起動してその上でエミュレータを動かせばだいたい何でも動かすことができる。

人と比べたりする機会のあるゲームは他人を意識してしまうのでハマりやすい。しかしファミコンなど一人で遊ぶだけのゲームなら課金も無いし、自分の都合でいつでも中止できるので生活時間が奪われることもない。ソーシャルゲームをやめたので読書が捗るようになったが、他に息抜き程度に遊ぶにはこのような昔のソフトはもってこいである。

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