ふだん開発やさまざまな作業などで使うメインの環境は仮想マシンの上に構築して、必要に応じて仮想マシンのイメージファイルを移動できるようにしている。こうすれば仕事の都合で Windows マシンを使わざるを得ない場合でも、自宅の GNU/Linux ワークステーション上であろうとも、いつでもどこでも同じ環境を利用することができる。仮想マシンなので実機を取り替えようがクリーンインストールしようがすみやかに以前と同じ環境を再現できるし、バックアップや再作成もラクだというわけだ。

さてこのメインの仮想マシンのイメージを今まで Debian 7.0 (Wheezy) で利用してきたのだが、そろそろ新しい Debian 8 (Jessie) がリリースされてから一年が経過する。このまま LTS を利用して継続しても良いのだけど、今後のこともあるので気持ちも新たに一からイメージを作りなおしてみた。

1

Debian のインストールはきわめて簡単で、環境構築も以前に書いた通り再現する手順をあらかじめスクリプトなどにしておけば一発なので簡単である。

ちょっとわかりづらいのが日本語入力まわりであろう。入力メソッドのオススメはやはり Google 日本語入力のオープンソース版である Mozc である。

apt-get install mozc-utils-gui
apt-get install mozc-server
apt-get install ibus-mozc
apt-get install uim-mozc

次に uim-pref-gtk を起動して Mozc が選択された状態にする。

2

最後に im-config を起動して ibus を選択肢として選べば良い。

3

あとは既定で zenkaku-hankaku キーで日本語入力が切り替えられるようになるはずである。

投稿日: 作成者: 774