いま流行りのテレワークを 2 ヶ月以上続けてわかったことだが、自宅のほうが圧倒的に生産性が高い。というか、出社するとシゴトが進まない。よくわかった。
<出社>
典型的なエスアイヤーという奴なので、まずオフィス環境が劣悪。一応、私物の HHKB やら椅子やらモニターやらを持ち込んでいるものの、席は狭いし、モニターの枚数も少なくて解像度も低いし、他の人もいるため空調は自由に設定できないし、トイレや洗面所は共有だし、とにかく最悪である。
また、出社している時点でシゴトをしていることになるため、ボケーッとしていてもダラダラおしゃべりしていてもシゴトをしていることになる。そのため、わざわざ劣悪な環境で作業をしたくもないので、結局時間だけ経って何もしていないということが起こる。
<自宅>
自分の場合は、時間あたりのアウトプットや成果物を記録して可視化し、プロジェクトに直接関係ないメンバーも含めて全員からいつでも自由に参照できる状態にしている。そのため、うっかりボケーッとして時間が経過すると、アウトプットが無いので記録が空白になってしまい、あせってシゴトしなきゃという気持ちになってしまう。オフィスに居ない自分の存在感をアピールするためにも、成果を出さないといけないという気持ちになるのである。
環境としても、作業部屋にたくさんの立派なマシンがあり、メインである iMac Retina 5K は画面も大きくて美しく快適である。また空調も自由に設定でき、服装も自由で、飲食やタバコなども個人の勝手である。設備増強も個人の財布で自由にやって良く、わざわざ申請やら承認など取る必要はない。
在宅勤務の最大のデメリットはコミュニケーションである。古典的なエスアイヤーだと、文章が通じない奴というのが一定数いる。丁寧に構造化された文章を提示しても、読んで理解することができない人間、読むことすらできない人間というのがいる。また自分の考えを、事実をもとに整理して、論理を通して文章で表現することができないのもいる。この手の連中はこれからの時代は淘汰されるであろう。文章を書き、読むことができないというのは、もはや致命的である。もちろん考え自体が無い、考えられない能無しは論外である。こういう連中のために、わざわざリモート会議やら対面会議やらでフォローしてやって世話することもあるが、これは時間の問題でいずれは自然に排除されていくことになるだろう。社会は厳しい。