パココンかちゃかちゃ業界のことを通称エスアイヤーと呼んだりするが、この分野はひとくちにパココンかちゃかちゃと言っても当たり外れが激しい。

たとえば自社で開発をおこなっており勤務時間とか作業環境に裁量権があり自由が利くならかなり楽しく日々を過ごすことができる。
反対に、常に客先で監視の目にさらされ、ほぼ一切の裁量が無いようなところで暮らすのはいくらギョームとはいえ地獄である。

なにしろ長い時間を過ごすのだから、日々の生活レベルの差による影響は非常に大きい。
多少の給料や年収の違いなどより、クオリティ・オブ・ライフを追求したほうが幸せなのは言うまでもないだろう。

そこでパココンかちゃかちゃ業界におけるシゴト環境ランキングを考えてみた。

<天国>
・勤務時間に完全な裁量権がある。
・職場環境を自由にセレクトできる。
・当然ながら服装も自由。
・事業が好調。
このような環境では人々の顔に影が無い。みな休日だか遊びに来ているんだか趣味のサークルなんだかよくわからないような、気さくな雰囲気でのびのびと過ごしている。

<普通>
・勤務時間にある程度裁量権がある。
・パココンは完全に自由には選べないが、周辺機器なら自由に選べる。
・人が多いのでどのシゴトを担当するかある程度ワガママが通る。
・チームでシゴトをするため周囲の人々と歩調を合わせたり交渉したり和を保つ必要があるが、仲は良い。
・事業はそこそこ好調。悪くはない。
これがふつうです。

<地獄>
・客先常駐、何をするにも客の許可が必要。
・インターネットにつながっていない。
・インターネットにつながっていてもガチガチに規制されておりほぼ何もできない。
・機器をまったく選択できない。
・チームでシゴトをしないといけないのに、人格に問題のある者が多い。
・事業は右肩下がり。
人権が無い。土日祝日だけ一時的に開放されるだけの、いわば監獄のようなものである。

天国と地獄では恐ろしいほど差があるのに、肝心の年収はといえば大して差がないことが多い。むしろ地獄環境のほうが天国より低かったりする。

カイシャインとしての道を選んだ場合、その道のりは長い。たとえ途中で転職したりしても長さは変わらない。
だとすると、何を重視したら良いのかというのは自ずとわかるだろう。

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