三國志Ⅴ陣形地形効果については Wiki やマスターブックなどに詳しいデータが掲載されているが、隣接効果など一部掲載されていない情報もあるので、あらためてまとめると次の通りである。

各陣形の機動力については以前の記事にも掲載している。

他に掲載されていない情報として、味方部隊の隣接効果がある。まずここに触れておこう。味方の部隊が隣接していると被害が軽減される。 1 部隊の隣接で損兵率が約 7 割程度に軽減されるので、戦場では原則として部隊に単独行動をさせず、複数部隊で隣接させながら前進していくのが基本となる。これを同士討ちさせるのが同討であるが、スキル持ちでなおかつ知力が高くなければ成功しないため、そうそう頻繁に食らうものではない。ただ同討持ちの軍師を直接叩く場合は少し注意したほうが良いだろう。

地形効果は敵と味方の地形効果の差が 1 開くごとに 3% の補正が発生する。たとえば平地にいる平地型の部隊と森林にいる山岳型の部隊では、平地型のほうが地形効果が 2 高いため、平地型に 6% の補正がかかることになる。これを高いと見るか低いと見るかだが、多少の地形効果であればそれ以外の要素、すなわち陣形自体の攻撃力・防御力や方向、兵士数などその他の要素のほうがより顕著に感じられるだろう。たとえば突撃陣形が鋒矢の陣しか無かったとして、平地であっても鋒矢で側面や背後から突撃したほうがメリットが大きいといったようなシチュエーションは多いはずだ。また方向を気にしなくて良い方円の陣は背後からの 1.5 倍の被ダメが無いという時点でそれ自体に価値があると言える。

関については地形効果は 16 となる。これは平地型・山岳型であれば防御 350 の城に籠もったときと同等の防御力となる。城の地形効果は防御 350 のときに 16 、倍の防御 700 のときに 21 、最大で防御 980 のときに 25 となる。水上型の陣形については城や関に籠もることはあまりないので気にしなくて良いだろう。隣接する平地・山・水にそれぞれの地形の陣で構えたとすると差は最大で 13 となるので 39% の補正がかかる。つまり、味方の隣接効果 2 部隊で防御力最大の城に籠もったのとほぼ同等に堅くなるということである。どちらかと言えば地形効果よりも隣接・方向・包囲効果を重視したほうが良いと言える。

包囲効果として、味方の 2 部隊で敵の 1 部隊を包囲すると攻撃力が 1.4 倍となる。これも比較的手軽に与ダメを高めることのできるシチュエーションである。この包囲効果を無効化する無双も地味ながら最前線の部隊の耐久を高めることのできる良スキルであることがわかる。仮に無双持ちが方円の陣で構えたとすると、なかなか手軽に大ダメージを与える手段が無いことに気付くだろう。

また機動力について、藤甲は水上での機動力も増加させる効果は確認されなかったと以前の記事で書いたが、実際には平地型または山岳型の陣形で水を渡ろうとした場合に必要な機動力が 8 から 6 に軽減される効果がある。もっとも、その軽減効果は軽微であり、平地型や山岳型の陣形で水を渡るというシチュエーションはそうそう多くない上に、水上では地形効果が非常に低くなりまた水計の被害を受ける可能性もあるので、わざわざ水を選んで通るようなことは避けたほうが良い。

上の画像では魚鱗の機動力 16 に加え速攻を使用し 26 になっている。本来、平地型の陣形で機動力 26 では水を 3 マスしか進めないはずが可動範囲が 4 マスになっていることが確認できる。たとえば鶴翼の陣の機動力 12 では水を 1 マスしか進めないはずが 2 マス進めるということになる。大河ではなくちょっとした川を渡河するくらいのときにメリットがあるだろう。

まとめると、以前に書いた通り、背後をとられないように ZOC を活かしたり味方部隊の壁をうまく作りつつ位置取りをするのがやはり肝要ということになる。

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