Mac の Pictures フォルダにはデフォルトで Photos Library.photoslibrary なるファイルが作られる。邪魔だなと思って調べたらどうやら Apple 純正の写真アプリのデータファイルらしい。まず根本的な問題として設計思想がおかしくて、このようなシステム的なデータファイルをなぜ Pictures フォルダに作成するのかという問題がある。 Pictures はユーザーが自分で撮影したりダウンロードした写真などのデータそのものを保管するところであり、どう考えてもシステムファイルやライブラリなどの置き場所ではない。そこで移動方法を調べた。一応、公式のドキュメントにも移動手順が書かれているのだが率直に言ってわかりづらい。もう少し簡単なやり方がある。

1) Pictures にある Photos Library.photoslibrary をバッサリ削除しゴミ箱からも消す。
2) 写真アプリを起動する。
3) ライブラリが無いためエラーになる。

4) 場所を指定して新規作成をする。自分の場合は ~/Library/system.photoslibrary とした。

5) 写真アプリが起動するので、環境設定でライブラリの場所を確認した上で「システム写真ライブラリとして使用」ボタンを押す。

処理が終わり、環境設定で「システム写真ライブラリとして使用」ボタンがグレーに変わり非活性となれば完了である。これで写真のデータライブラリは無事に ~/Library 配下に移動でき、二度と Pictures フォルダに余計なものが自動生成されなくなった。なお容量節約のために別のデバイスに移動する方法もあり、これも同じ要領で実現できる。

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