社会問題が広く正しく周知される世の中となり、ますます日本が豊かで健全な社会へと歩みつつあることがわかる。ファクトフルネスを読むまでもなく、直感的にも実感を伴う事実である。
確かに子供が事件被害者となる確率は、少子化のスピードを超えて減っているだろう。引用する記事は賛否両論ある人が書いたものだが、この指摘は概ね正しいと思う。
育休から復帰した会社員が遠距離転勤を命じられ、ソーシャルメディアで告発されて炎上。これもいま子育てや介護の会社員に配慮し全国転勤を見直す企業が増えてきた流れにより、浮き彫りとなり問題視されているものであろう。
中高年の引きこもりが増え、テロのような事件や家庭内での事件として顕在化している。これも顕在化され可視化されているというところに意味があると思う。
高齢者の自動車運転が問題。これも現時点ではなかなか解決が難しいとはいえ、ショッキングな事件の報道により、広く認知され共有されている。似たような事件は以前からあるので、数年経ってもなかなか減らないと思うと気分が滅入りがちだが、問題が問題として広く認知されていることはポジティブである。
現在の日本では、まだまだ注目されていない潜在的な社会問題を見つけるほうが難しくなりつつある。こんな健全な時代が今までにあっただろうか。