最近、退職エントリにきちんと年収が書いてある事例が増えてきた。それはそれで良い事だと思うが、いったいどれほどの業務をこなしてその年収なのかわからないのが問題だと思う。激務に耐えストレスを抱えてようやくその金額なのか、ノンビリマッタリ遊んでいているうちに自動的に給料を貰っている感じなのかサッパリわからない。

そこで年収ではなく、金額に対しストレスの度合いを加味した、年収効率指数というものを開発してはどうだろうか。

昨日取り上げた外資に勤めて年収三千万円とかいうモラハラ男も、年収効率指数で見たら全然美味しくない可能性がある。

もっとも、ストレスの感じ方、業務負荷の感じ方というのは人それぞれであるため、一概に拘束時間等で比較できるものではないだろう。思うに自分にとって仕事とは、業務の裁量権、人間関係の良好さ、専門分野への没頭度という三点にポイントが集約されるのであって、これらに対する阻害要因とか不自由度がストレスになるのではないかと考えている。

退職エントリを読んでいると、コイツ物心付いてから激務しか知らないため、日がな一日ノンビリしているだけで金がもらえる身分というのを体験したことないんちゃうかみたいな奴も見受けられる。

そもそも我々は資本家にとって効率の良い道具に成り下がりたいわけではない。もしそれを望む者がいるなら気狂いの類であろう。自分らしくノンビリ生活していて、それでいて生活が安定するのであれば良いわけだ。余ったお金は投資して放置しておけば勝手に増えていくのだし、なにゆえストレスの多い環境に自ら飛び込んでいく必要性があるだろうか。

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