三國志Ⅴの BGM については今まで何度か書いてきたが、デフォルトの竜戦に設定しておくと、一部の勢力に攻め込んだ場合には専用の BGM が流れる。
これについて Wiki によると以下のように記述されている。
雷龍撃砕 曹操領への侵攻時の戦争
華龍進軍 劉備領への侵攻時の戦争
海龍到来 孫権領への侵攻時の戦争
さて、実際にはたとえば曹操ではなく曹丕の領土に攻め込んだ場合も雷龍撃砕がテーマ曲として流れる。つまり曹魏勢力として扱われているわけだ。
では、上記のたとえば曹操領とは、何をもって曹操領と定義されるのであろうか。
これはひとえに、勢力の君主が誰であるかで判定されているようだ。
曹魏勢力:君主が曹操、曹昂、曹丕、曹彰、曹植、曹熊、曹叡、曹芳、曹髦、曹奐のいずれかである。
孫呉勢力:君主が孫堅、孫策、孫権、孫静、孫翊、孫匡、孫朗、孫登、孫和、孫休、孫亮、孫晧のいずれかである。
蜀漢勢力:君主が劉備、劉封、劉禅、劉永、劉理、劉諶のいずれかである。
以上のようになっている。
さて、例えば劉封は劉備の養子であるが、たとえ劉封が君主となっても劉備勢力として扱われる。これに対し、義兄弟の関羽や張飛が君主となってもその他勢力という扱いとなる。また曹操の実子であるはずの曹沖や曹宇が君主となっても、上記に含まれないためやはりその他勢力という扱いとなる。一方、その曹宇の子の曹奐は史実で皇帝となっているためか曹魏勢力という扱いになる。また実子であっても女性である曹節や孫魯班などが君主となってもその他勢力扱いとなる。また何進の跡を継いだ曹操が君主になった場合も曹魏勢力となる。とにかく勢力の君主が上記の一覧に含まれているか否かだけが判定対象となるようだ。
ちなみに、董卓領や張角領については、董卓の弟の董旻、張角の弟の張梁と張宝も判定対象となっている。
検証結果を見るに、実子かどうか、史実で後継者となったかどうかではなく、単純に知名度あるいは開発者の主観で決定されているものと思われる。