前回も書いた通り三國志Ⅴにおける敵対勢力は人材引き抜きを隣接都市に対してしか仕掛けてこない。また能力値の高い将ほど引き抜きの対象にされやすい。これを逆手に取ることで、たとえ君主が代替わりして配下の忠誠度が一斉に低下したとしても、対応することができる。
あらためて人材引き抜きが成功しない条件を整理する。
・忠誠度が 100 である
・君主と血縁関係にある
・君主と相性差 3 以内で忠誠度が 90 以上である
敵対勢力と隣接するいわゆる前線都市には上記の条件に適合する将のみを配置しておけば人材が引き抜かれることはない。また流言飛語の計はその都市で最も忠誠度が低い将が対象となるため、あえて能力値の低い将を避雷針役として配置しておけば、計略で他の将の忠誠度を下げられることがないのでさらに盤石となる。
君主が死亡して代替わりした際、配下の忠誠度は新たに君主となった将との相性差によって決定される。
・相性差 0 で忠誠度が 100 であった場合、代替わりしても忠誠度 100 のままである。
・相性差が小さい (3 以内) で忠誠度が 100 であった場合、下がっても 99 や 98 程度である。
したがって、前線には相性差 3 以内の将を配置するというルールを徹底している限り、たとえ君主の代替わりが発生したとしても、忠誠度の低下に付け込まれて人材を引き抜かれることは無い。
また後方の都市については、以下の条件に適合する将を太守にしておけば、敵の計略で謀反を起こされることも無い。
・忠誠度が 100 である
・君主と血縁関係にある
・義理が 13 以上である
・義理が 10 以上かつ忠誠度が 90 以上である
三國志Ⅴで配下の忠誠度を上昇させるためには命令書をひとつ消費しなければならないが、前線に配置する将と後方の太守の忠誠度に絞って忠誠度を上げていけば、たとえ君主が代替わりしても人材が引き抜かれることはなく、最低限の手数で効率良く人材を維持することができるのである。