今まで読書といえば紙の本を裁断して PDF 形式の電子書籍にしたものを様々なデバイスで読むようにしていたが、この辺の話はもうかれこれ十年も前の話であり、最近は少し考えをあらためて紙の本を蔵書したり電子書籍で購入したりしている。電子書籍としては王道とも言える Amazon Kindle を利用している。 選択の理由としては、サービス自体が終了してしまう可能性がかなり低そうだと予想できること、ダウンロードしたコンテンツを様々なデバイスで読むことができること、ページの位置やブックマークなどが自動的に同期されることが理由である。
Kindle Unlimited も以前は利用していたが、読みたい本に限って対象でなかったり、興味の無い本を読む時間はむしろ惜しかったりするといった理由でやめた。やはり一番良いのは、読みたい本にしっかりとねらいを定めて、きちんと作者に対価を支払って読むということだ。そんなわけで Kindle を読む環境をある程度整える必要があると考え実施したのでここに記しておく。
iPhone
まず iPhone についてだがダークモードに設定している場合は Kindle アプリもダークモードとなってしまい黒背景に白い文字で表示されてしまうという問題がある。この黒背景に白文字というのは通常の読書環境として見た場合は率直に言ってかなり読みづらい。ところがそのダークモードの回避の方法が非常にわかりづらくなっている。方法としては書籍の本文に対してダークモードを解除する方法というのがあり、これはフォント設定からレイアウトメニューを選択しページの色を指定することで解除できるというやり方である。
iMac / MacBook Pro
Mac の場合は最近アプリが一新し App Store に新しい Kindle アプリが登場している。しかし、あえてここは古いバージョンの Kindle をダウンロードしてインストールすることを推奨したい。新しい App Store にある Kindle アプリは表示オプションなどの設定方法が iPhone 版と統一されていたり動作がより軽快になるといった改良が加えられているが、一方で書籍のダウンロード数に制限が付いているようなのだ。自分のように複数の Mac と複数の iPhone といったように大量のデバイスを保持していて、しかもいつでもどこからでも書籍を開いて続きを読みたいといったニーズに対しては、このダウンロード数の制限が使い勝手としては致命的なものとなってしまっている。そこで、ダウンロード数に制限など無かった以前の 1.40.x 系のバージョンをあえて利用するというわけである。このローカルにダウンロードしインストールできるバージョンは、執筆時点では Kindle のサイトのデスクトップはここからのアイコンからもインストーラーをダウンロードすることができる。このインストーラーは保存しておいたほうが良さそうだ。