三國志Ⅴにおける汎用イベントには悪徳商人による訪問イベントがある。内容としては、凶作が発生している中で食料を買い占めることで価格を吊り上げて利益を得るため、プレイヤー君主から米を高値で買い取りたいという申し出である。通常のプレイであれば名声を少しでも上昇させたいのであるから、これを断固として拒否するのが定石である。断ることによるデメリットは特にないため、わずかではあるが単に名声を上昇させることのできる美味しいイベントである。ただ、大兵力を有する勢力で資源が不足している場合など、状況によってはあえて商談に乗るという選択肢もあり得る。わずかに名声の基本値が低下するデメリットはあるものの、資源を一気に増やすことができるメリットがある。名声の基本値は通常のプレイをしていれば遅かれ早かれ長期的には上昇し続けるものであるため、メリット・デメリットをよく比較した上で選択をしたい。またこれに伴う細かいノウハウもあるため、今回はこのイベントに焦点を当てて見ていきたい。

凶作が発生したあと、商人がプレイヤー君主のもとを訪れてくる。

ここで訪問コマンドを選択すると商人との商談に入る。

提案の内容としては、通常よりも得な 金:米=1:1 で取引をもちかけるというものである。通常の相場では、買付注文であれば 金:米=1:4 、売却注文であれば 金:米=1:11 である。つまり売却によって通常より 11 倍の金が入ってくることになる。なおこの取引に応じる場合、通常の取引コマンドと同様の扱いとなり命令書を消費する。

参謀の属性が善の場合、これに反対するが、悪の場合は賛成する。

たとえば諸葛亮は反対するが、参謀が司馬懿の場合、ノリノリで賛成してくる。

これを断り、名声を上昇させるというのが定石である。

もっとも、上昇する名声はわずかであり、そこまでメリットがあるわけではない。

大勢力における序盤など、兵力に対して資源が不足している場合、あえて取引に乗じるという選択もあり得る。ここで注意点としては、普通に商人の訪問を受けてしまうと命令書を消費してしまうことである。そこでターンの最後に訪問イベントを選択すると、どういうわけか命令書は消費せずに取引ができる。ただし、行動可能な将が誰もいない状態では取引できないため、たとえば全員で一斉に開発をするなら君主だけは行動可能な状態で残しておくといった工夫が必要である。

また、あらかじめ米の買付注文をしておくと、バランス良く資源を増やすことができる。

まず通常の取引コマンドで買付をしておく。

次にすべての命令書を消費した状態で、商人の訪問に応じ、行動未済状態の君主にて取引をおこなう。

通常の取引では最大 50000 までだが、このイベントでは 25000 までが取引量の最大値である。

資源が不足気味なゲーム序盤では非常にありがたい。

名声の基本値が -5 されるが、戦後処理などですぐに回復できる値である。

こうして金と米の値を両方増加させることができた。金は約 10000 、米は 25000 増やすことができる。

もっとも、ゲーム中盤から後半では資源が余りがちになるため、その場合は定石通り商談を断って名声を上昇させるのが良いだろう。

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