以前に書いた三國志Ⅴにおける同盟を禁止する縛りでは、たとえ帝から停戦調停を受けたとしても同盟を結ぶことができないので承諾することができず拒否するしかない。このため帝からの使者が来ても、このイベントでは確定で名声が多少ながら低下することになり、デメリットがあるのみでメリットは一切無い。

果たしてこの勅使が来た場合は同盟を拒否して名声が下がってしまうしかないのであろうか。実はレアケースながらひとつだけこれを回避する方法がある。それはどのような方法かと言うと、使者の面会を通すより前に、同一ターン中に敵勢力を滅ぼしてしまうのである。

調停イベントが発生した際は参謀から「帝からの使者が参っております」と言われる。たとえば他の財務困窮した漢朝に奉納金を支払うイベントの場合は「内密の使者が来ている」と言われるため、参謀のセリフをよく読めば調停イベントであると判別することができる。また調停の相手は自勢力と隣接し、なおかつ長年交戦するなど敵対心の高い勢力であることが多いため同盟の相手も概ね推測できる。

今回の例では官渡の戦いで河北に追い詰めた袁紹との調停の勅使が 204 年 7 月に来た。そこで使者の面会を通す前に残った袁紹の領土に対し一気呵成で攻勢をかけ滅ぼしてしまう。

同盟対象の勢力が滅亡すると不思議なことに勅使の姿はあたかも蜃気楼のように消え去ってしまう。もちろん名声も低下せずに済む。あまりにも救いのない方法であるが、これにより名声低下を防止することができるのだ。

さて余談ではあるが Wiki の歴史イベントにも記されていないイベントとして 204 年 8 月の甄氏流転がある。

甄氏流転の発生条件としては次の条件があるようだ。
・プレイヤーが曹操
・袁紹が滅亡している
・袁熙が居ない(捕らえて処刑するのが確実)
・曹操領に曹丕甄氏が居る

なお、甄氏は配下である必要は無いようだ。検証したところ、曹丕は修行に出して不在、しかも甄氏は戦場で捕縛後解放し遺恨のある在野の状態だったにも関わらず、それでもこのイベントが発生することを確認できた。つまり曹操領に滞在してさえいれば良いらしい。

ここでテキストの「謳われる」の漢字が誤っているが気にしないことにする。

甄氏流転が発生すると以下の通りとなる。
・甄氏が配下となる(忠誠度は高め)
・配下の忠誠度が +2
・支配都市の民忠誠度が +5

これは将や民の忠誠度を一律で上昇させる歴史イベントに該当する。曹丕が人妻を攫っただけなのにデメリットも無く効果は絶大であり美味しいイベントであると言えよう。忠誠度 98 以上の将が一律で忠誠度 100 になり名声も上昇するのである。忠誠度 98 や 99 はわざわざ命令書をひとつ消費して褒美を与えるには躊躇する水準であるためこれが一律 100 になるのはかなり助かる。

ちなみに物語では曹操が冀州を攻め落とした際に曹丕は鄴城に真っ先に乗り込み狙っていた甄氏を奪い取っている。甄氏を曹丕に差し出す提案をしたのは袁紹の妻の劉氏であるという記述もある。しかもこの時点では袁熙はまだ生存している。夫が生きているのに武力で人妻を奪い取って良いのだから無茶苦茶な時代である。ここでも歴史イベントと言いつつ物語と異なる点があるのである。

三國志Ⅴでは甄氏はなぜか曹操と相性が悪い設定となっているため正攻法ではなかなか配下にならないが、たとえ降伏しなくてもイベントで配下となるため、殺さずに解放して自国領に泳がせておくのが賢明ということになる。

投稿日: 作成者: 774