今まで以下の縛りについて書いた。
・セーブ・ロードの試行禁止
・遺恨を持つ将を残しての統一禁止
・同盟の禁止
さて、このうちセーブ・ロードの試行禁止、および同盟の禁止はプレイヤーが実行しなければ良いので簡単な話である。ところが遺恨を持つ将を残さないという縛りについては、どのようなことが原因で遺恨フラグが立つのかよく把握しておく必要がある。気を付けなければならないのは次のようなものだ。
<駆虎呑狼の計>
敵勢力が仕掛けてくる計略について、注意が必要なのが駆虎である。この計が見事成功して自勢力の太守が独立勢力になってしまったのであれば問題ない。なぜなら、すぐさまそれを攻めて滅ぼせば良いのだから。困るのは計略を食らった後、気付かずにその都市の太守を交代してしまうと謀反が起きてしまい、多くの場合その謀反が失敗して将が逃亡してしまう。このケースでは遺恨フラグが立ってしまう。
回避するためには、そもそも駆虎の計を食らわないよう血縁、忠誠度 100 、義理 13 以上、または義理 10 以上かつ忠誠度 90 以上の将を太守にしておく。こうすると駆虎の計はそもそも成功しない。しかし大勢力かつゲーム序盤だとそのような将が全都市に行き渡らないこともある。そんな中で敵勢力の使者が自勢力の太守に接触したら、あえて太守を交代せず計略をそのまま受けて独立してもらい、すぐさま攻め滅ぼして殺す。あるいはどうしても謀反を避けたい場合、その将の忠誠度を 100 まで上げて即座に修行に出す。これしかない。
<アイテムの没収>
いわゆる雑魚がアイテムを持っている場合、または持っていても意味の無いアイテムについては、没収したいことがままある。一例を挙げると、夏侯恩の持つ青釭の剣、胡車児の持つ双鉄戟、諸葛亮の持つ兵法二十四編などがある。あるいは修行に出した将が旅先で入手したアイテムも没収したいことが多い。通常のプレイではさっさと没収するところだが、アイテムの没収をすると忠誠度が 30 低下するだけでなく場合によっては出奔してしまう場合がある。このとき、出奔した将には遺恨フラグが立ってしまう。
回避する方法としては、以前に書いた仙人からのアイテム回収方法と同じである。すなわち、兵を 1 だけ持たせて敵勢力に捕縛させるのだ。するとアイテムは敵君主のものとなる。この勢力を攻め滅ぼすことで、アイテムは回収できるというわけである。もっとも、諸葛亮などの有能な将を捕縛させるのは敵に殺害されてしまうリスクもあるため、なかなか抵抗感のあるところである。それが無理なら、セーブ・ロードの試行も禁止という縛りの中では、素直にアイテムの没収をあきらめたほうが安牌である。
<戦後処理での解放>
これは以前にも書いた通り、戦後処理にて帰るべき土地がない将を殺さずに逃がすと、ほとんどの場合遺恨フラグが立ってしまう。回避するためには、滅ぼしても屈服しない敵将は全員処刑する。これしかない。選択を誤って逃してしまわないよう注意が必要である。
他にも遺恨フラグが立つシチュエーションは存在するが、普通にプレイしていて気にかけたほうが良いのはこれくらいのものだろう。