証明はいつ数学的知識になるのか

数学では、証明が得られるまでに長い時間がかかることが珍しくない。そのため、問題を解き、正しい証明を書くことが研究の大きな制約として意識されてきた。しかし、証明候補を短時間で大量に生成できるようになると、その先にあった工程 … 続きを読む

同じ自分は連続性だけでは決まらない

人は昨日と今日で変わっている。身体状態は変化し、記憶は増減し、知識は更新され、価値観や判断基準も時間とともに組み替わる。それでも通常は、昨日の自分と今日の自分を同じ人物として扱う。変化が起きているにもかかわらず同一人物と … 続きを読む

参照実装は設計判断を保存する

SPA を一つ動かすところまでなら、React で画面を作り、HTTP API を用意し、データベースへ接続すれば形になる。しかし、業務アプリケーションとして継続利用できる状態まで進めると、画面と API の外側に別の設 … 続きを読む

カテゴリー tech

知能を成立させる情報の置き場所を設計する

大規模な AI モデルを見ると、知識や能力の多くは学習済みの重みに蓄積されているように見える。大量のデータを入力し、目的関数との誤差に応じて多数のパラメーターを更新する。その更新を繰り返すことで、分類、予測、文章生成、推 … 続きを読む

記憶は、断片から過去を再構成する

昔の出来事を思い出すとき、頭の中に保存されていた映像や文章を取り出しているように感じることがある。この感覚に従えば、記憶の正確さは、保存した情報がどれだけ失われずに残っているかで決まることになる。時間がたって細部を忘れる … 続きを読む

学習は未来の結果を過去へ返す

未来に起きた結果は、なぜ過去の行為を変えられるのか。 行為の直後に結果が返る場合、原因候補は比較的絞りやすい。ボタンを押した瞬間に報酬が出れば、その報酬を直前のボタン押しへ結び付けても大きな矛盾は生じない。ところが結果が … 続きを読む