知能はどこから来てどこへ行くのか

本稿は、非平衡熱力学、情報熱力学、散逸構造論、進化の主要遷移論、外部記憶論、計算機と自己複製機械の理論を横断的に束ね、生命・人間・文明・人工知能を単一の連続過程として記述する仮説を提示するものである[1][2][3][4 … 続きを読む

日本語はなぜ文脈に依存するのか

日本語と英語の違いは、しばしば「日本語は主語を省略しやすい」「英語は主語を必ず書く」といった説明で片づけられる。しかし、この説明だけでは本質には届かない。問題の中心にあるのは、主語の有無そのものではなく、意味がどこに置か … 続きを読む

哲学はなぜ構造の揺れを数理モデルで説明できるのか

本稿の目的は、アリストテレス、デカルト、ヘーゲル、ダーウィン、ハイエク、サイモン、カーンマンがそれぞれ別々に論じてきた内容を、「構造は時間の中で複雑化し、観測と選択を通じて単純化し、再び更新される」という単一の過程として … 続きを読む

クオリアはなぜ説明できないのか

クオリアの議論が長く混乱し続けてきた最大の理由は、異なる問いが一つに混ざっているからである。第一に、脳や情報処理系の中でどのような統合・自己参照・更新が起きているかという構造の問いがある。第二に、その構造がなぜ赤さや痛み … 続きを読む

意識の定義を数理モデルで記述する

前回の記事「意識とは何か」では、意識を神秘的な何かとしてではなく、観測者という持続構造の内部で、複数の状態を単一の現在として統合し、その統合状態を自己参照的に利用しながら更新し続ける過程として定義した[1]。より厳密には … 続きを読む

時間とエネルギーの不確定性原理とは何か

本稿の目的は、時間とエネルギーの不確定性原理を、教科書的な一行の公式としてではなく、量子力学の内部構造、量子場理論での実装、一般相対論との衝突、特異点定理とホーキング放射を経た先に現れる「時間とは何か」という哲学的問題ま … 続きを読む